園の施設

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設計主旨

中津市の中心部におよそ三角形の敷地に駐車スペース、園庭のスペースを確保するために、建物は2階建てとして計画。園庭を南側とし、1、2階とも園庭に向かって開かれた明るい園舎としている。全体は大きな一つの切妻型の屋根の元にあるが、シンボル性を持たせるために、2階ホールの上部を吹抜とし、ギャラリーを設置した。建物を南北に貫く外観上の特徴となっており、将来的には立体的な遊具なども配置できるような梁やキャットウォークを準備している。保育室は可動間仕切により、広さや構成に可変性のある開放的な空間とした。遊戯室となりうる2階の保育室は可変性のあるステージ等も準備した。トイレ等は各室や屋外から利用しやすい位置に配置している。柱型や玄関部分はラフなレンガタイル、園庭に面した水場には懐かしい丸型タイルを配し、内装には掲示なども容易で丈夫な木質系の仕上を施した。

小規模エレベータを設置、段差も極力排除し、バリアの少ない園舎としている。また、学童保育室や子育て支援として利用できるスペースも準備した。

この園舎が地域の幼児保育、教育の拠点として、末永く皆様に親しまれ、また未来を担う人材をはぐくむ施設となるように期待している。

(梅田健之建築事務所 代表 梅田 健之)

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